y toku ブログ

inclusion を目指す

感謝の気持ちを込めて

明日から新しい会社で働き始めるにあたり、今思っていることを書いてみたいと思う。退職エントリー、みたいな形ではあまり残す気持ちは無く、少し振り返り的な気持ちでシンプルに書いてみたい。

 

自信をくれたStripeと同僚、コミュニティの方々、一緒に働いてきたオペレーションパートナー、そして家族に感謝の気持ちを込めて

 

オンライン決済プラットフォームのStripeに入社したのは、2016年10月。当時は5人目の東京オフィスメンバーだった。正直、その前職では自信というものが一切無くなってしまい、気の抜けた廃人みたいになっていた。Stripeで私は、底しれぬほどのポジティブな人、という感じで認識されている。APACのオフサイトでもPositive Awardをもらったくらいポジティブな人というイメージを持ってもらっていると思う。

 

しかし、前職では全くと言っていいほど成果やアウトプットが出なかったし、当時アメリカから帰国した直後から働き始めたのもあってか、とにかく心が落ちていた。前職の周りの先輩方は超人たちばかりで、比べてはいけないけど比べてしまう自分がいて、もう自分のできなさに完全に気持ち的にダウンしていた。最後は、なんとかイベント関連のスポンサーマーケティングなどを先輩の力を借りながら、少しくらいは貢献できたかなーとか思ってたけど、心がとにかく落ちていた時期だった。

 

Stripe入社前、ほんとに少ない人数で成果出さなきゃ、出さなきゃとか思いこんで自分にプレッシャーをかけていた記憶がある。そして、入社して3週間の本社研修からかなり手厚くトレーニングがあり、蓋を開けてみると、自分でも貢献できそうなところがいろいろ見えてきた。そして、Qiitaで記事書かない?とか、ちらっと言い始めてみたら、書く?みたいな流れになり、Qiita記事を出すことに。目に見えるアウトプットが出ると自信が復活するもので、アウトカムはどうあれ自信復活のエンジンをかけてくれた。

 

あれよあれよと人が増えていくと、私は新メンバーの製品トレーニングをやることに。そうすると、トレーニングする方がより多く学ぶのが真理で、自分の製品知識をあげながら、トレーニングをする。これまた自信がまた戻る。

 

社内Slackで製品に関する質問に即レスする。そして、テストを代わりにしたり、サンプルコードを書き換えたりして、他メンバーを助けるみたいなことも小さなアウトプットで自信が戻る。

 

こんなようなアウトプットを通して、完全に失った自信やマインドセットが復活し、本来あるポジティブさが戻っていた記憶がある。

 

アウトプットはなによりも良薬。

 

さらに、コミュニティや外部イベントでの登壇。サポートを担当していたにもかかわらず、外で登壇してみる?みたいな話になり、社内のメンバーに助けてもらいながら、登壇の機会も増えた。英語でもやらせてもらった。登壇するとまた多くのことを学ぶし、良いこと言ってもらうとさらに自信がついていくもの。たしかに、アメリカのマーケティングの授業で教授に無茶振りされて5分間のスピーチプレゼンを振られ、そのクラスのベストスピーカー賞を教授にもらった記憶があるのだが、その経験あたりから人前で話すことは度々緊張するけど、そんなに嫌いではない認知はあった。人前で話すと、自信につながるはず。これも思い出させてくれた。

 

人前で話し、いろんなフィードバックをもらえる機会を与えてくれたことに大きな感謝をしたい。

 

また、いろんなパートナさんと仕事をしたのだが、オペレーションパートナーさんへのトレーニングも一部担当したり、トレーナーのトレーニングを作ったり、そこでも自信を取り戻してくれた。

 

たぶん、Stripe在籍中に出会った人は想像できないとは思うが、入社直前は腐り切っていた。そんな自分が嫌だったし、そんな状態でスタートアップへ転職することが良いのかわからなかったが後押しをしてくれたのは当時妊娠中の妻。あんたが暗かったら家族が暗くなるから、どんな会社でも良いけど、楽しい環境で仕事すればいいんじゃないの?なんでStripe転職悩んでんの?といわれ、Stripeへの転職を決意した。それもまた、感謝である。

 

誰と一緒にどんな製品を持った、どれくらいのフェーズの会社で、働くかによりアウトプットの出方は大きく異なる。いい学びであった。

 

そんなわけで、いろんな方にありがたい言葉や手紙をいただいて、感謝の気持ちを噛み締めています。

 

そして、私はこういう小さな会社が大きくなる、そこを思い切り担うという立ち上げ・グロースのフェーズが大好きなんだと再認識。

 

次の会社に入る前にこれは書いて起きたかった。

 

ありがとうございます。そして、次でもよろしくお願いします。

社員として参加したユーザコミュニティ全国イベント初開催 - JP_Stripes Connect 2019 #JPSC2019

JP_Stripes Connect

圧倒的な熱量のコミュニティをサポートしないで何ができる

今回、北海道から沖縄まで全国から参加者、スタッフの方々がいらっしゃったStripeユーザコミュニティJP_Stripesの、はじめての全国イベントJP_Stripes Connect。結果として、このイベントをサポートできて本当に良かったと思います。

当日の皆さんの表情、セッション、2000近いツイート、懇親会、3(4)次会を通して、熱をこれでもかと感じました!決済サービスでここまで熱くなれるとは本当に嬉しい限りです。

こんなに素晴らしい会、サポートしなくて何したいの?って社員としては思います。

長期的な観点でサポートする

初回はなんでも大変

コミュニティイベントは、回を重ね知名度が上がっていくと、チケットは有料にできるし、サポートしてくれる人・企業は増えていくと思う。今回は会社の知名度もまだそこまで高くないし、全国イベントは初めてということで知られてない。とにかく初回は大変。集客、リソース、登壇者(登壇者はみなさん各地のコミュニティで経験あるので、どんどん決まっていきました)…。

そんな大変な中、社員として成功をサポートしたいし、このイベントの成功が次につながっていくので、このイベントを更なる成長のポイントにしていきたいとみんな思っていました。

最近、本を出版された小島エバンジェリストを筆頭に、私は社内調整を主に担当。小島さんが対外的なエバンジェリストであるならば、私は社内のエバンジェリスト。社内に価値を解き、協力を仰ぐのが主な役割でした。

今回は特に、リソースです。まず、本社からのスピーカー調整。そして、懇親会やノベルティーのサポート。スタッフシャツ、パンフレット、懇親会、広告費などなどお金がかかります。でも、チケットを高額にできません。足りなくなる部分をサポートできるように動く。あと、当日の受付スタッフの一部も実は社員でした。こちらの二人はStripeからの援軍でした。リーダーの岡本さん曰く、サービス側の人に受付やってもらうとか、他のコミュニティでないらしい笑 しかも片方のメンバーは、当日がなんと誕生日だった!笑 にもかかわらず来てくれて、ありがたかった。

初回の熱量を高く持ち、次につなげて行くことが今後の継続に大切だと信じて、社内調整をひたすらやり続けました。

社内的な考え方を整える

コミュニティイベントはコミュニティの自走です(すごい!)。特に、アメリカ本社など国外から見ると「正直なんで有志が集まってくれるのかわからない」レベルから始まり、「投資の価値が何なのか」あまり理解が進まないところが多くあります。会社としては、サポートしていったいどんなメリットあるの?どんなリターンがあるの?と説明しないといけないわけです。ある意味まっとうで、当たり前です。

それはもうここ数ヶ月言い続けてきました。コミュニティの成長が今後の成長基盤になることと、コミュニティのマーケティング的位置付け、そして熱い気持ちを数ヶ月前から伝えていました。時には小島さんから、本社などのメンバーにプレゼンしてもらいながら、コミュニティの価値・プレゼンスを上げていきました。

短期的なROIだけでコミュニティを語るのは非常に危険です。これやると絶対売りに走ってしまうのが目に見えます。自滅パターンですね。これは小島さんの本にも書いてありました。コミュニティの一回一回のイベントで"リードがなんちゃら"とか、"どれくらいの参加者が..."とか、ゴタゴタ議論になってしまうのがもっとも陥ってはいけないと思います。そうならないような説明を社内でし続け、コミュニティのあり方、存在意義、マーケティング的な考え方、どうサポートするかはこちらから本社に教えてあげるくらいの勢いで、説明し続けていました。

コミュニティは直接の数字的価値を計るのが難しいところもありますが、長期的に見ると欠かせないという認識を確実に持ち、短期的なROIを求めすぎない・求められないよう社内期待値調整していくのが大きな仕事であると思います。

小島さんの本にもあるので是非。 コミュニティマーケティング by 小島さん

当日もサポートに徹する

小島さんが対外的なファシリテーションをしているので、社員としてはサポートに徹しています。

コミュニティはコミュニティであって、みなさんの場です。これだけは社内で言っていますが、われわれはコミュニティをサポートして盛り上げる立場であって、私たちはそこで絶対売ってはいけないし、コミュニティを壊すことになります。なので、コミュニティではサポートに徹する。細かくいうと、突然名刺交換を全員とし始めたり、うちの製品良いんですよーとかやらない。その辺りはユーザが言ってくれてるので。足りないことがあればそれを補足したり、間違ったことは訂正する。紹介されたり、必要な時に名刺交換などすれば良い。

Twitterで盛り上げる。たくさん、ステキなツイートがされてました。自分ではセッション全部いけませんので、ツイート発信しつつ他の人のツイートを楽しみつつ拡散。おかげさまで1300ツイートくらいいきました。日本のトレンドにも入り、結果的にtogetter公式でも話題入りしてました。これはもうTwitterでの盛り上がりをよく示していますね。

サポートに徹して、コミュニティが盛り上がるよう場を作ることに、ひたすら心がけました。

最後に外せないのが懇親会。とにかく参加者、スタッフのみなさんが楽しく盛り上がれるようにしたいと思っていました。そして、懇親会リーダーの伊藤さんアツい思いを込めたマカロン。思った通り、素晴らしい注目を集めました!どこのブログでも入ってましたね。やはり、良い、目立つ。

これで良いのかなとも思うし、まだまだわかりませんし、もっと上手く動けることもあると思います。次に活かすのみですね。

Stripeのセッションは大きな方向性や考え方を伝える

Stripeの使い方や機能の話、事例は各セッションで話してくれるのを分かっています。Stripeから伝えられることを話したく、話終わった後に、みなさんがStripeを選択してよかった、今後も期待したい、この製品・会社を選びたい、と思ってくれるような話をしようと、スピーカーと話して目的を設定。

本社のスピーカーの思いと日本の現状を組み合わせて、プレゼンを作りました。大部分をクリティカが構成して、私達が作り込んでいき、修正していきました。

製品哲学や新製品の事例、これまでの歴史今後の製品展開などを中心に話しました。

Stripeのプレゼン

タイムテーブル

炭の火が消えきらないうちに空気を送り熱を保ち再発火

焚き火論的な話だと、イベント終わっても炭の火はまだ消えてません。みんな、いやー良かった、って思ってくれてる人が多いです。時間が経つと消えちゃうので、みなさんのブログ投稿を発見してはどんどん紹介 (これはほぼ小島さん。小島さんの発見力と促し力はすごい)。

そして、各地でのミートアップも続々と決まっています。JP_Stripes Connectで大きくなった火の大きさそのままに、各地に火種が飛んでいます。

で、各地の次回のミートアップも続々と決まってきていて、再着火の波が押し寄せることでしょう。

今後の飛躍に大いに期待ですね。

結果をしっかり報告し次回への布石にする

本社のマーケティングチームでもすでに大いに話題になっておりますが、しっかりこの結果を報告し、継続してサポートできる環境をつくっていくことが大事なのかなと思います。

 改めて感謝

今回改めて、初開催のイベントへ参加いただいたみなさま、スタッフ、登壇者、スポンサーの方々に感謝したいです。

connect2019.jpstripes.com

コミュニティのポジティブな空気感 - コミュニティ全国イベント【準備編】

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JP_Stripes Connect

TOP - JP_Stripes Connect 2019

 

「そろそろ一箇所に集まりたいよね―」

 

という、どこからともなく聞こえ始めた Stripe ユーザコミュニティ (JP_Stripes) メンバーの声。主に大阪、神戸方面からでした。そして、華麗なるスルーパスを Hideki Ojima (@hide69oz) | Twitter さんが出し着火。ついにコミュニティイベントの全国企画が動き出しました。

 

 「とりあえず場所と日程を」「ボランティアだから休日、祝日 」「名前は?」... そして、あれよあれよと決まっていきました。みんなすごく決めるの早くてすごい。。。

JP_Stripes Connect 3/21 (木・祝) @ 大阪(エムオーテックス新大阪ビル) !!

企画・運営、セッション、場所、サイト、デザイン、登壇者。すべて有志の方々です。感謝。

connect2019.jpstripes.com

 

製品側の人間として、中からサポートさせていただいているだけですが、本当に感動してしまっております。なんでこんなに動いてくれるんだろう、と思っている準備編です。なので、今日書きました、というか書いてしまいました。

まだまだ、お会いしたことがない方も多いので、実際にみなさんにお会いして、モチベーションの源も聞いてみたい思っています(懇親会で!)。

Stripe ユーザコミュニティ(JP_Stripes)のおさらい

Stripe はオンライン決済サービスで、オンラインやアプリでの都度決済、定期支払い・従量課金の請求、マーケットプレイスのC2Cでの決済から振込自動化、プラットフォーム型の請求機能の裏側で走っています。”なんと言っても見えない”が特長です。

そのため、ユースケースがとても重要でコミュニティは、実際の利用事例や使用感(良い点も改善点も含めて)、なんで Stripe を選んでいるか、どこがつまづいたかということなどが話される場です。

 

参加者も、Stripe ユーザー、今興味ある方、決済をこれから考えたいという人など多くの方が参加しています。エンジニア、プロダクトサイド、サポート、カスタマーサクセス、経理・会計、経営者などなど本当に多くの方が参加しています。

 

振り返ると2017年3月に第一回目。そして、この2年で Stripe のユーザコミュニティ (JP_Stripes) が 13 都市まで広がって行きました。リーダーの方々の間で、一箇所に集まりたいよねという話がなされ、この会に至っています。

自然と出されるポジティブな空金感

私は製品サイドの人間で当たり前ですが、このコミュニティが大好きです。特に、この準備中にたくさんの話が個別に自走して動いています。

  • セッションオーナーチャット
  • 登壇者チャット
  • 懇親会リーダーズ
  • デザインチーム
  • ワークショップトラック

などなどが日々、仕事が終わったあと深夜などでも動いています。有志です。

この中の会話、すべてポジティブな空気感で包まれています。

なんとも言えないのですが、この空気感はイベントの企画側に立たないと経験できないでしょう。

 

私自身も、振り返ってみると全然別のコミュニティでこういうことをやっていたなと思いました。確かにみんなすごくポジティブでした。関心軸が同じ、いろんな学びを得たい、なにかに貢献したい、そんな気持ちが自分でもあったのだと思います。

 

このポジティブな空気感は人が作り出すものですし、コミュニティには欠かせないものなのだと勉強しています。

 

3/21 大阪で会いましょう!

connect2019.jpstripes.com

 

Stripe 日本法人で働き二年 - 7 つの思い出

Advent calendar シーズン(Stripe Advent Calendar 2018 - Adventar)ということで、中の人も書くのが Stripe!その流れで Day 24 向けの記事でございます。

 

私が Stripe へ入社したのが2016年10月。5人目の日本法人社員でした。そして、早くも二年が経ちました。これを機に、色々と思ったことを 7 つにまとめて書いてみたいと思います。書いていたら長くなってしまいましたが、読んでいただけたら嬉しいです。(全然退職エントリーとかではありません)

0. 入社前の周囲の反応 4 種類

 Stripe へ入社する前は、マイクロソフトで1年数ヶ月働いていました。周囲には辞めるということが決まってから、徐々に転職することを伝え始めると、4つの反応がありました。まず3つ。

  • スタートアップ界隈にいる人は、
    「おーー、スタートアップいいね!」
  • とりあえず批判して謎のアドバイスをしてくる人
    「石の上にも三年」「なんでマイクロソフトやめて、誰も知らない信用ない会社に行くの、絶対やめたほうがいい」とまで行ってくる人もちらほら
  • 無関心な人
    「転職回数多いね」

という感じで、結構ネガティブな反応も多かったです。特に、辞めるのが早すぎるという意見を多くいただきました。最後に、4つ目の反応は、最も私が信頼する人たちからのものです。

  • かなり具体的に聞いてから反応する人
    「なぜ転職するの?」「どんな会社なの?」「ビジネスは?」「人は?」「子供産まれるけど家族との時間取れるの?」「英語使える?」「出張は多くなるの?」「どんな職種?」「マーケからサポートへなんで戻るの?」「日本支社何人くらいいるの」

 などなど、反応する前にかなり具体的に質問をしてから、反応をする人がいて、このタイプの方々はかなり応援してくれます。特に、自分のメンター(アメリカ人)はたくさん聞いてくれました。

ここからの学びは、人の選択の背景には色々あって聞いてくれるだけでも嬉しいこと、人の選択にいちいち批判してくる人の意見やアドバイスにはいらつくだけで、心は微塵も動かない不要なアドバイスがこの世には存在するということです。私は私なりの強い思いがあって、Stripe を選択しました。良い選択だったと今も思います。マイクロソフトの近くにいたマーケティングチームやエバンジェリストの諸先輩方々はみな応援してくれました外資系の人の転職は、みなおめでとう、Good luck。って言ってくれるから好きです。

1.ローンチイベントに参加するという貴重なスタート

さて、本題です。

なかなか会社やサービスの正式ローンチのタイミングを経験することはできないのではないでしょうか。私が入社したのは2016年10月。そして、Stripe が日本で正式ローンチしたのも2016年10月。このローンチに合わせてイベントへ Stripe のメンバーとして参加したのですが、とても貴重なタイミングだった思います。正式入社はまだしていなかったので、リリースイベントの準備には一切関係してはいませんが、その場にいることができ、とても興奮したのを今でも覚えています。

www.facebook.com

 

すでに、ベータで製品を利用いただいたので、既存のユーザさんなどを集めてのイベントもやり色々な方々とつながることができたイベントです。  

 

2. 入社早々育休をかます

個人的な思い出は、「入社する前から私は父になるので、それでも大丈夫か?」とさんざん確認して入社。スタートアップでも本当にワークライフをブレンド・バランスできるのかも一つの挑戦です。入社して2ヶ月以内で、まもなく育休開始!周りの寛大なるサポートを得て、なんとか始まりました。その時のメンバーには特に感謝しかないです。ちょうど息子が産まれたときに、全体会議がサンフランシスコで行われていましたが、私は育休のため不参加でした。

入社して二ヶ月もしてないのに、育休取らせてくれるって聞いてはいましたが、本当に取らせてもらえて感謝です。自分もそういうチームを作っていきたいなとエンゲージメントがあがりました。

3. 決済業界の奥深さを感じる

入社してからトレーニングがあり実際にサポートチームへ入ると、この業界奥が深い。。。ひたすらに。。。と毎日思いました。決済業界のバックグラウンドも API の経験もなかったので、クレジットカード決済という業界や構造そのものと、Stripe の API を理解しながら進めます。

オーソリ、セトルメント、イシュアー、アクワイアラ、BIN、ブランドルール、チャージバックなどなど本当に毎日覚えることが多く刺激的な毎日でした。サポートしているとこんなことオンラインビジネスをする企業自身が考えていたら、ビジネスに集中できないなというのを痛感し、自分たちのいる会社の意味を理解することができるようにもなりました。

決済業界全体を見てみると、デジタルウォレット、QR コード決済、後払いなどの消費者から見える世界。割販法、API、決済代行もろもろなどなど見えない世界。システムまで及ぶと果てしないブラックホール。それでも、自分の興味や知識範囲がかなり広がって来て毎日アンテナを広く立てていられるし、いわゆる FinTech というかなりホットな業界にいることができていて、成長業界だなと実感します。

4. 日本にいる「日本語サポート」の重要さ痛感

日々サポートをしていての気づきは、日本のお客さまからの信用を得るのは簡単ではないなと思うことです。

「日本に人はいますか?」「日本語でお問い合わせしてもいいですか?」などなど、そもそも日本でのビジネスの実態に関するお問い合わせもいただくことが多く、信用されるって難しいなと思っています。

qiita.com

 

この記事を書き始めて本当に良かったと思っています。最初は製品ベンダーのものが Qiita に記事を書いても受け入れらるのか、若干の迷う気持ちはあったものの、これはローカライズではなく解説記事、という立ち位置で書いている点がうまくいったのかなと思っています。

 

この記事から、日本に人がいる、日本人がいる、日本語大丈夫な人が Stripe にもいるんだと多くの人に知ってもらういい機会となりました。何より、書くことで自分の知識も上がりました。

 

5. #JP_Stripes ユーザコミュニティのありがたさ

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なんと言ってもこれでしょう。ここ2年もっとも印象的なことといえば、日本のユーザコミュニティ #JP_Stripes です。最初は、Stripe といえばファッションの会社と、まさにその通りなのですが、全く日本では決済の Stripe という認知はされておりませんでした。しかし、最近はエンジニア界隈を中心に少しずつ認知度も上がってきているのを実感します。この大部分は JP_Stripes のおかげだと言っても過言ではないでしょう。

eventregist.com

AWS の小島さん(MS のデベロッパマーケティングから見たらまさに相対していた方笑) と Stripe がひょんなご縁でつながり、一緒にコミュニティを作っていくことに。コミュニティを 0 から作っていくのを間近で見て、サポートできるのはとても学びがあります。

 

JP_Stripes はユーザさん自身の場です。積極的な参加と自走を促しつつ、適宜サポートできるようにしています。参加される方からのブログやスライドなどのコンテンツの量がかなり多く、そこから多くのことを知ることができます。特に、開発者が利用する B2B 製品とユーザコミュニティは相性がよく、みなさん自身で学び合える場が素晴らしいです。


製品を提供しているものとすると、ユーザさんにはできるだけ苦労はかけたくないのですが、それなりにつまずいてしまうポイントなどもあります。それらを含めて良い点、改善点がシェアされていて、とても健全で前向きな場となっていて、とても嬉しいです。

 

また、サポートメンバーはあまり表に出ない人が多いと思うのですが、私はサポートにいる人こそコミュニティへ出ていったほうが良いと思います。その場の Q and A はぶっちゃけ答えられなかったらどうしようとかドキドキですが、そんなことよりも多くのユーザさんの声をしっかり聞くこと、また質問をその場で受け入れることで、新たな示唆を得ることができます。サポートという立場は、ユーザコミュニティではある種、得な役割で動けるので、Stripe にかかわらず、製品のユーザコミュニティを持っている会社には、サポートメンバーの参加を強くおすすめします。

 

私もときどき登壇したり、海外オフィスのメンバーを登壇させてもらったりしていて、できるだけコミュニティが盛り上がるように、サポートをしていきたいと思います。

 

来年は、3 月にユーザコミュニティ全国大会開催!で、盛り上げていきたいと思います。

 

日々ユーザの皆さんとこれからユーザになってくれる方々と切磋琢磨しながら、オンラインビジネスの成長を目指していきたいと思っています。

 

6. 黒船って言われたくない

たまに、メディアにて黒船到来と言われるのですが、はっきり言ってまったくそんなこと思ってないので、黒船って言われたくないと思っています。

Stripe は、日本のオンラインビジネスの成長を期待し、この市場でビジネスをしているので、大企業からスタートアップ、はたまた個人の方々までしっかりサポートして、新たなビジネスや既存のビジネスの成長を支えています。日本では今まで、ここまでのスピードでできなかった、オンラインビジネスの展開をサポートしているので、日本という国自体にもささやかながら貢献していきたいと思っています。

 

黒船ではなく黒子(API)です。

 

7. シリコンバレーテック企業の日本法人成長期で働ける幸せ

最後にこれは書いておきたいと思います。思い出というか振り返ると感じることです。

シリコンバレーのテック企業の中でもかなり成長を期待されている Stripe で働けることは大きな幸せです。ユニコーン企業(今となっては企業規模が200億ドルなのでデカコーン)の日本法人の成長を自分たちの手で進めていると、実感できることはなかなか貴重だと思います。

www.ifinance.ne.jp

 

・日々ユーザさんが増えていくこと

・問い合わせの多くを自分で返していたこと

・かなり面白くユニークな人と一緒に働けること

・組織の拡大を自分たちで行っていること

マーケティング組織がない中で自分一人目で立ち上げること

・スケールさせるとはどういうことかを毎日考えられること

・資金調達の桁が凄まじいこと

・海外展開のスピードも凄まじいこと

・オフィスがワンルームから、新築ビルのワンフロアへ行けたこと

シリコンバレーのテック企業のような快適オフィスで働けること

・日本語、英語が半分半分くらいなこと

 

こんなことを経験できることはなかなか無いと思うので、貴重な経験をしっかりと活かして行きたいと思います。

 

そんなこんなで 7 つの思い出をざっくばらんに書いてみました。これからもしっかり地に足つけて、頑張りたいと思います。

DevRelJP に非エンジニアが登壇して変わった意識 - アウトプットファーストの原則

こちらの投稿は DevRelJP アドベントカレンダー Day 6 (12/6) 向けの投稿です。

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今回は非エンジニアの私が、DevRel で登壇した背景から、登壇してからどのようにコミュニティへの意識が変わったかを書いてみたいと思います。そもそも、DevRel は、以下のようにコミュニティでは定義されています。

DevRelとはDeveloper Relationsの略で、自社製品/サービスと外部開発者とのつながりを作り上げる活動になります。

とあるように、IT のエンジニア向けの活動です。エンジニアではない私が参加しても大丈夫なのか、実は少し不安でした。

devrel.connpass.com

 

なぜ参加したか。

私が働く Stripe の製品は開発者が利用する API がメインです。開発者との関係性をどう構築するかは転職する前からも気になり続けて、勉強したいというのが主な動機でした。

とても不安だった最初の登壇 

Stripe へ入社して落ち着いてから DevRel Meetup in Tokyo へ少し勇気を出して参加してみました。前々から気になっていたのでいつか出たいと思い、まずは参加してみようと思い登録したら、同僚のダニエルともう一人のメンバーも登録していました。笑 心強い。

当時、私の主な担当はユーザサポート。少し DevRel とは異なる領域です。なので、最初に出た会で DevRel Meetup ではテクニカルサポートなどは取り扱わないのか、という素朴な質問があり、投げかけてみたところ、中津川さんがそれでは次回のトピックにしようということになり、あれよあれよと登壇依頼をいただくことになります。。。

twitter.com

 

前職マイクロソフトで開発者向けのマーケティングをやっていたとはいえ、登壇は皆無。マイクロソフトの時は、エバンジェリストの方々の、目の覚める爽快なプレゼン、鮮やかなデモばかりを見てきたので、「私は登壇する人間では全く無いな」とネガティブな気持ちがあり実はとても不安でした。

さらに、ソフトウェアエンジニアではないので、かなり具体的に質問されたらどうしようとか、話している内容がちんぷんかんぷんだったらどうしようとか、心の底から不安でした。

タイトル決めから、プレゼンのリハーサルまで全部チームメイトに付き合ってもらって、当日を迎えました。ありがたい、チームメンバー。みんな小さなオフィスのソファーに座ってリハーサル付き合ってくれてストーリーガラッと変えたのが懐かしい。

 

いざ登壇してみると、いろいろ話をいただくようになった

はじめての登壇はサポート組織のカルチャーについてにしました。その時のスライドはこちら。

www.slideshare.net

 

登壇して気づいたのですが、自己紹介はもうすでに終えているので、プレゼン後にいろいろ話をするのが楽になります。そして、嬉しいフィードバックをいただくこともできました。

・Stripe 初めて知りました

・Stripe のサポートのこともっと知りたい

・次回またどこかで

・目からうろこでした

・また別の機会にもぜひ

 

ここでの学びは、サポート組織のカルチャーはなかなか外では語られないのでとても新鮮に聞こえたようだというフィードバックです。自社の組織がやっていることはみなやっている、というわけではないし、自社のカルチャーを外で話し、比較できることは大事だなと学びがありました。組織的な外のモノサシでの比較です。

 

そして、またの別の機会にもぜひ登壇をって、本当にあるのかなと思っていたら、お声いただきまた話すことに。その時の資料はこれ。

speakerdeck.com

 

ここからのつながりで、DevRelJP in English へとつながることになります。初回、本当は別のチームメンバーが登壇予定だったのですが都合が悪くなり、バトンを受けて話すことに。この会は英語だったので、英語でプレゼンしました。最初の会でそれなりに話せたのか、その次の会は私に直接お話をいただくことになります。

ytoku.hatenablog.com

 

そして本当に、次回またどこかでが、実現するんだなと、学びがありました。登壇が登壇が呼ぶ。これが世に言うアウトプットファーストかと。

 

・人前で話せる

・内容も意味がある(何か新しい価値を提供できている)

・英語でプレゼンできる

ということが少しずつ理解されるようになりました。

 

コンテンツは社内で共有されているものを、社内メンバーとともに日本向けにアレンジしているので、チームのおかげです。

 

最後に、最も新鮮だったエピソードを一つ。社内勉強会に呼ばれたんですね。人生で初めて。大学の講義を持ってはいるものの、会社の社内勉強会は初でした。DevRel in Tokyo で知り合ったヴァル研究所の佐藤さんからお話をいただいて、社内の勉強会で話して欲しいと。。。

 

「え、私で良いんですか?」

 

という気持ちだったのですが、もし誰かのためになるならということで、お話させていただきました。

 

 

ということで、つまらない言葉でまとめてしまうのも詳しいのですが、一言でいうと

 

アウトプット大事

 

世界が少しづつ変わっていくのを実感します。

 

影響の輪・関心の輪に通じる

DevRel から少し話を大きく、一般化して考えてみると、スティーブン・コヴィー博士の「7つの習慣」にある、「影響の輪・関心の輪」だなと感じます。

http://image.itmedia.co.jp/bizid/articles/0907/09/ts_circle.jpg

Source: IT Media 下記記事

www.itmedia.co.jp

 

  • まずは関心があるからコミュニティへ参加する - 関心の輪に入る
  • そして、何らかのアウトプットをすることで自分が影響を与える一部となる = 影響の輪に入る
  • 次第に、アウトプットをし続けることで影響の輪がでかくなっていく
  • 思わぬところ(関心の輪)から、自分が見つけ出される
  • そして別の関心の輪へ入り出してぐるぐるループして行く

という好循環が回るのだろうなと思っています。 

 

この輪自体が大きくなっていくこと、そして別の関心軸へと移りそこでさらに影響の輪が広がって行くんだと学びを得ることができました。

 

これが世 (小島さん) がいつも言う外のモノサシを知れ、の実例です。私は外に出なかったから自分の価値は社内のもので止まり、関心の輪の一部にいるだけで、自分が影響の輪を広げる立場になることはありませんでした。

 

そう意味でも、DevRelJPと出して中津川さんに心から感謝しています。

 

もっとコミュニティへ貢献したいと思うようになった

自分を登壇の場へと引き釣り出してくれた中津川さん。ありがとうございます。

そして、いつも呼んでいただいているばかりなので、今度は何らかの貢献がしたいということで、せめて場所だけでもと。

DevRelJP in English の場所提供いたしました。

今度も何らかの形で貢献していき、自分も学び続けたいと思います。

 

以上です。

 

キャリア支援イベントでパネラーとして登壇してました!

グローバル環境で働くには、活躍するには」というお題で企画・実施されたイベントにパネラーとして参加してきました。

 

概要

 

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 他のパネラーは起業家やハーバード卒の元プロサッカー選手の方で、横に並んで良いものか若干引きましたが、自然体で参加してきました。私が活躍してるかどうかは、同僚たちからのフィードバックに任せますが、これまでの経験を質問ベースで回答してきました。それなりに伝えられれば良かったの思います。

 

いつも感じていた「外資」という言葉の違和感

今回のイベントは外資系の会社に興味がある、ということだったのですが、ただ、私、いつも違和感を感じています。外資系とか日本の会社とかを理由に会社を選ぶのではなくて、自分の考えてきた中の選択肢やスキル、タイミングの結果として働く先が外資かどうかなだけです。

 

外資だから◯◯、というのは良く聞きますが私は普段働くうえであまり意識していません。どちらかというと、ユーザさんから全ての話が始まるので会社の資本関係は全くと言って良いほど意識しません。意識するときは、周りから言われる時くらい。外資と言っても、日本以外の資本はかなりあります。アメリカの会社の中にもかなりのタイプの会社があります。私が経験した一社目のコンサル(もう無い)、MicrosoftやStripe、Amazonを見ても、全然違います。もはや、会社のカルチャーは一社一社違うと思います。

 

私が学生に伝えたいメッセージとしては、自分にフィットする会社をしっかり探して欲しいということと、リスクを恐れずテイクして欲しいということですね。

 

迷ったらみんなと違う経験ができる選択肢を取る方がいいのかなとも思いますが、これには色々な考えがあるでしょう。私は根本的に、どうやったら希少価値の高い人間になれるか、ということを考えているだけな気がします。

 

Code Chrysalis の共同創業者 Kani さんからのメッセージが刺さる

最後に、インターン募集の枠で、Kani さん (https://twitter.com/munidk)か話されました。会社の説明やインターンの内容はもはや置いておいて、学生へのパッション溢れるメッセージに心が打たれました。

 

 Kani さんの Twitter はこれ

twitter.com

 

私も大賛成で、ここのツイートには収められなかったのですが、成長産業のスタートアップで働くのがいいんじゃないかな、と思います。

 

グローバル環境で働く

これは間違いなく貴重な価値になります。ただ、驚いたのはみなさんグローバルな環境で働きたいと思っていても、英語を自信を持って話す人の割合がかなり少ないこと。今すぐ、英語の勉強を始めることをオススメします。

 

私はこのイベントの直前にも、シンガポールとダブリンの人とミーティングがあったのですが、こういう機会は本当に成長させてくれるなと思います。

 

Be comfortable with being uncomfortable.

 

リスクを取って行こう。

 

終わり。

 

国外にいる上司を初めて経験していて思う大切なこと

最近の異動にともない、上司が同じオフィスにいなくなるどころか、違う国のオフィスにいます。これは私にとっては初めての経験で、ある意味コンフォートゾーンから抜け、新たなチャレンジで毎日刺激的かつ学びが多いです。日本語もちろんわかりません(はじめの挨拶程度)。

 

あまり月日は経っていませんが、これはやって良かった、改善だなと感じることを書いてみたいと思います。

 

1. オーバーコミュニケーションは良いこと

これは絶対重要。下記の本でも言及がありますが短期間ながら、たくさんコミュニケーションをとることが大事だなと思います。

世界最高のチーム グーグル流「最少の人数」で「最大の成果」を生み出す方法

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ただ単に、Slack とかビデオコールで話すのではないし、もちろんジェスチャーを大げさにする意味でもありません。最も重要なのがドキュメントで残しながら共有するということ。現地(こっち、あっち)で何が起きているかわからないので、細かいことまでプロセスと結果を書くことが大事だなと思います。オフィスが違うと日々何しているのかわからないし、オフィス内の会話ももちろん聞こえないので、何してるのか明らかにしない限りサッパリです。

 

まずわかることによる安心感をお互いにシェアしあう大切さ。

 

また、日本にいる他のチームメンバーへの情報発信の意味合いもあるので、ドキュメントで残すのがとても大事だなと思います。なかなか異動直後は時間が取れずにいたのですが、無理をしても書いた方が良いと思うくらい重要。

 

異動直後は、かなり手が空かず、これが薄かったので、大いに反省をしているところです。

 

2. 期待値をしっかり確認すること

最初にしたのが期待値の確認でこれとても重要です。最初の数週間で何を達成するべきかについて、自分の理解とボスがどのように期待しているのか確認する。

 

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これもまた以前読んだ本に書いてあるのですが、お互いにうざいくらい期待値を具体的に確認する、というプロセスが大事だなと思います。わたしは現地に言って議論をし、しっかり期待値を確認してきました。短期間でもこれはとても良かったです。

 

この本は、最初の90日間でどんなことを考えてアクションを取るべきか、というどちらかというとマネージャーやリーダー層、人事向けの組織開発の本なのですが、新しくチームに入るものとしても参考になる本です。

 

現にこの本を参考にして、新しいチームメンバーのオンボーディングマイルストーンをマネージャーに義務付ける会社もあるようです。この本の本質は、期待値の明確さ、チームへの入り方、早期の的確なアウトプット・アウトカムの大切さなどが書いてあり、まさにそうだなと思うところです。特に、期待値のすり合わせは超大切だと思います。

 

他に確認しておいた方がいいなーと思うのはコミュニケーションの取り方の好みです。チャットが好きなのか、メールが好きなのか、ビデオコールが好きなのか、どういうツールをどういう場面で利用するのか、お互いに norm 的なのを作り、コミュニケーションに関する期待値を明らかにしておくのも大事だなと思います。

 

3. 具体的に伝えること

以前イベントで澤さん Madoka Sawa / 澤 円 (@madoka510) | Twitter に直接質問させていただく機会があり、この件についてアドバイスを求めたところ、まさにこれをおっしゃってました。

 

出来るだけ具体的にコミュニケーションをとること。大きい、小さい、非常に多い、少ない、安い、高い、時間がかかったなどと言っても特に意味がないので、できるだけ数字を使って客観的に話すこと。そうしないと、ずれが生じてしまうので、なるべく認識に差異がないようにすべし。と

 

なかなか英語で伝えるのは難しく、自分でもここは課題だけどしっかりやっていきたいと思うところ。

 

4. ミーティングは未来に時間を費やすこと

これも澤さんが何回もおっしゃっていました。ミーティングでは、過去のことはダッシュボードやドキュメントにまとめ少なく話し、未来のこと・次のアクションに時間を費やし、なにかを決める場にしていくことが大切だと。

 

確かにそうで、定例などは得てして過去のことを話しガチ。もちろんそれも大切だけど、それは短く話し、次何をしてどうなるのを目指すか話した方が価値は高い。何を達成したくてどんなリソースが欲しいか、明確に伝えるなど未来のディスカッションをしたいと思う。

 

これを実現するためには、ミーティングの前にあらかじめ、話したい問いを立てておく。これが重要になると日々痛感します。受け身受け身で定例とか 1 on 1 行っても、何の価値もない。

 

問いの無いところに学びはない。

 

特に、上司が近くにいないとなかなかカジュアルに時間をとることが難しいので、時間の有効活用が大切だなと思います。

 

5. 自律すること

これけっこう当たり前ですが、自分で自分をコントロールするのはそれなりに難しい。アウトプットやアウトカムを頭に入れて意識して見えるようにしておかないと、なかなか道から外れます。ボスが周りにいないと、言い方悪く言うと、常にサボれる反面、ドンドン苦しくなって行きます。

 

なので、先手先手で動いてドンドン情報共有。これの大切さと快感は計り知れません。

 

6. 過度に期待しない

これは国外にボスがいるからからというわけでもないのですが、上司に過度に気にしないことはいつも心がけています。過度に期待してしまうと、依存度が高くなり、少しでも何かおかしなことなどあると、信頼感が低下してしまい沈みます。なので、わたしは、基本何か起こることがある、くらいのスタンスで望んでいます。私のアクティビティをサポートしてくれて、フィードバックくれたら嬉しいくらいな感じです。

 

最初はうまくできるのかななど不安が先行してましたが今のところなんとかなってて、2019年、突っ走りたいと思うところ。