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inclusion を目指す

国外にいる上司を初めて経験していて思う大切なこと

最近の異動にともない、上司が同じオフィスにいなくなるどころか、違う国のオフィスにいます。これは私にとっては初めての経験で、ある意味コンフォートゾーンから抜け、新たなチャレンジで毎日刺激的かつ学びが多いです。日本語もちろんわかりません(はじめの挨拶程度)。

 

あまり月日は経っていませんが、これはやって良かった、改善だなと感じることを書いてみたいと思います。

 

1. オーバーコミュニケーションは良いこと

これは絶対重要。下記の本でも言及がありますが短期間ながら、たくさんコミュニケーションをとることが大事だなと思います。

世界最高のチーム グーグル流「最少の人数」で「最大の成果」を生み出す方法

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ただ単に、Slack とかビデオコールで話すのではないし、もちろんジェスチャーを大げさにする意味でもありません。最も重要なのがドキュメントで残しながら共有するということ。現地(こっち、あっち)で何が起きているかわからないので、細かいことまでプロセスと結果を書くことが大事だなと思います。オフィスが違うと日々何しているのかわからないし、オフィス内の会話ももちろん聞こえないので、何してるのか明らかにしない限りサッパリです。

 

まずわかることによる安心感をお互いにシェアしあう大切さ。

 

また、日本にいる他のチームメンバーへの情報発信の意味合いもあるので、ドキュメントで残すのがとても大事だなと思います。なかなか異動直後は時間が取れずにいたのですが、無理をしても書いた方が良いと思うくらい重要。

 

異動直後は、かなり手が空かず、これが薄かったので、大いに反省をしているところです。

 

2. 期待値をしっかり確認すること

最初にしたのが期待値の確認でこれとても重要です。最初の数週間で何を達成するべきかについて、自分の理解とボスがどのように期待しているのか確認する。

 

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これもまた以前読んだ本に書いてあるのですが、お互いにうざいくらい期待値を具体的に確認する、というプロセスが大事だなと思います。わたしは現地に言って議論をし、しっかり期待値を確認してきました。短期間でもこれはとても良かったです。

 

この本は、最初の90日間でどんなことを考えてアクションを取るべきか、というどちらかというとマネージャーやリーダー層、人事向けの組織開発の本なのですが、新しくチームに入るものとしても参考になる本です。

 

現にこの本を参考にして、新しいチームメンバーのオンボーディングマイルストーンをマネージャーに義務付ける会社もあるようです。この本の本質は、期待値の明確さ、チームへの入り方、早期の的確なアウトプット・アウトカムの大切さなどが書いてあり、まさにそうだなと思うところです。特に、期待値のすり合わせは超大切だと思います。

 

他に確認しておいた方がいいなーと思うのはコミュニケーションの取り方の好みです。チャットが好きなのか、メールが好きなのか、ビデオコールが好きなのか、どういうツールをどういう場面で利用するのか、お互いに norm 的なのを作り、コミュニケーションに関する期待値を明らかにしておくのも大事だなと思います。

 

3. 具体的に伝えること

以前イベントで澤さん Madoka Sawa / 澤 円 (@madoka510) | Twitter に直接質問させていただく機会があり、この件についてアドバイスを求めたところ、まさにこれをおっしゃってました。

 

出来るだけ具体的にコミュニケーションをとること。大きい、小さい、非常に多い、少ない、安い、高い、時間がかかったなどと言っても特に意味がないので、できるだけ数字を使って客観的に話すこと。そうしないと、ずれが生じてしまうので、なるべく認識に差異がないようにすべし。と

 

なかなか英語で伝えるのは難しく、自分でもここは課題だけどしっかりやっていきたいと思うところ。

 

4. ミーティングは未来に時間を費やすこと

これも澤さんが何回もおっしゃっていました。ミーティングでは、過去のことはダッシュボードやドキュメントにまとめ少なく話し、未来のこと・次のアクションに時間を費やし、なにかを決める場にしていくことが大切だと。

 

確かにそうで、定例などは得てして過去のことを話しガチ。もちろんそれも大切だけど、それは短く話し、次何をしてどうなるのを目指すか話した方が価値は高い。何を達成したくてどんなリソースが欲しいか、明確に伝えるなど未来のディスカッションをしたいと思う。

 

これを実現するためには、ミーティングの前にあらかじめ、話したい問いを立てておく。これが重要になると日々痛感します。受け身受け身で定例とか 1 on 1 行っても、何の価値もない。

 

問いの無いところに学びはない。

 

特に、上司が近くにいないとなかなかカジュアルに時間をとることが難しいので、時間の有効活用が大切だなと思います。

 

5. 自律すること

これけっこう当たり前ですが、自分で自分をコントロールするのはそれなりに難しい。アウトプットやアウトカムを頭に入れて意識して見えるようにしておかないと、なかなか道から外れます。ボスが周りにいないと、言い方悪く言うと、常にサボれる反面、ドンドン苦しくなって行きます。

 

なので、先手先手で動いてドンドン情報共有。これの大切さと快感は計り知れません。

 

6. 過度に期待しない

これは国外にボスがいるからからというわけでもないのですが、上司に過度に気にしないことはいつも心がけています。過度に期待してしまうと、依存度が高くなり、少しでも何かおかしなことなどあると、信頼感が低下してしまい沈みます。なので、わたしは、基本何か起こることがある、くらいのスタンスで望んでいます。私のアクティビティをサポートしてくれて、フィードバックくれたら嬉しいくらいな感じです。

 

最初はうまくできるのかななど不安が先行してましたが今のところなんとかなってて、2019年、突っ走りたいと思うところ。