y toku ブログ

inclusion を目指す

#DevRelJP in English番外編 - Bathroom Learnerへの道 プレゼン・スピーチ用の英語勉強法 -

今回の記事、かなり蛇足で番外編です。

先日、DevRelJP in English #2 で登壇した際、私のプレゼンを聞いてくださった方から、どうやって英語勉強(特にスピーチとかプレゼンの) したのかと何人かの方から聞かれました。そして、Facebook で別途書くと宣言しましたので、ここにアウトプットします!前の記事はこちら: 

ytoku.hatenablog.com

 

少しバックグラウンド

中学卒業まで私は産まれも育ちも埼玉県入間市のとある公立上がり。ずーっとサッカーしていたので、特に英語を喋って育った環境にいたわけではありません。ましてや帰国子女というカテゴリの人間でもさらさらありません。高校・大学受験をして、いわゆる受験勉強は経験した部類の人間です。ただ、英語を勉強するのは好きで、この言語を話すと少なくとも15億人くらいの人とコミュニケーション取れるのか!という漠然な期待で勉強していました。大学時代、長期の留学も行けず(大学内選考で落ちた 泣)な自分がどうやってスピーチ英語を改善しているか、書いてみたいと思います。

 

おそらく、スピーキング力がグッと伸びたのは、社会人になった後、「やっぱり留学いきたい」という気持ちが抑えきれず、留学のためにTOEFLの勉強をした時です。当時25、26才。TOEFLのスピーキングは、会話や講義の一部を聞いてまとめて話すタイプ、お題を与えられて一方的に話すタイプの試験です。その時勉強したヒントを得て、やっていた・今でも一部やっている方法が以下です。ちなみに、TOEFL iBT Speaking のハイスコアは26か27だったと記憶しています。(あくまでも何回も受けた中です)

 

1.英語のスピーチをYouTubeで、英語字幕をひたすら追う

TOEFLを勉強していたのですが、ヒラリー・クリントンさんやオバマ大統領の演説は聞きやすいと先生が言っていたので素直に取り入れました。同じパラグラフを何回も何回も聴きまくるのがおすすめ。文法発音の感覚を養います。しっかり正しいものを聞きます。

 

オバマ大統領、ヒラリー・クリントン氏のスピーチはとてもゆっくりで、一単語一単語はっきり発音しているように聞こえたので、わたしには聞き取りやすかったです。スピーチの内容は、はっきり言って全く気にしません笑

 

 

それに加えて、CData の疋田さんがおっしゃるように TED の面白い短めのスピーチをひたすら繰り返しました。Transcript が親切に書いてあるのでとてもわかりやすいです。私的には、これでもスピードが早く着いていくのが難しかったので、最初はもっとゆっくりなスピーチを選びました。

 

特に、Derek Sivers の How to start a movement は、何回見ても飽きません。

 

 

2.自分の声を録音して聞く

スピーチのフレーズを最初は字幕を見ながらひたすら追っかけました。その時意識するのは、この文法はとかSVOだとか、SVOCだ、倒置法っぽいみたいな感覚を、頭にイメージしながら話しています。

 

しかし、合わせて発音(シャドウイング)しているはずなのに、なぜか違う部分がたくさんあるのことに気づきます。例えば、L,R,th(濁る濁らない),eとかiとかaはそんなに簡単な発音じゃないと。ciとかなんか難しいとか、oがアに近い発音に聞こえるけど自分の o とネイティブスピーカーの o は全く違うように聞こえるとか、抑揚とか全然なんかなってないとか、まず自分のスピーキングで自然に行かない部分に、気づくことにひたすら集中するために、何回もYouTubeと録音を行き来しました。

 

それに気づきながら発音を矯正していきます。ものすごく細かい差はまず捨てて。明らかに日本にはなさそうな発音、L, R, th, c, z 系の発音を直すとそれなりに聴こえていきます。

 

さらなる蛇足ですが、親になった今となって気づくのですが、実は幼児向けの音楽が発音に慣れるのには良い気もします…これひたすら繰り返すとなんとなくいいです。個人的には、なぜUK英語で勉強しなかったんだろうと思います。UK英語のほうが発音としてはアウトプットしやすいなと思います。

 

 


ABC Phonics Song | Cocomelon (ABCkidTV) Nursery Rhymes & Kids Songs

 (約8ヶ月感で6500万PVとか、どれだけの親が見せているのだろうかとも思いますが笑 一説によると YouTube でリピートして流されているカテゴリでは、幼児向けの動画がトップカテゴリとも聞いたことがあります。Bob the Train, Dave and Eva, Super Simple English, Peppa Pigなどは、驚異的なPV。私自身の勉強にもなっています。)

 

3. トイレにこもってひたすらつぶやく

ついにひとりでアウトプットです。トイレや風呂など、一人でこもっている時に、覚えたてのフレーズをぶつぶつ独り言をしまくります。超変人です。密閉されている自宅のトイレが自分の声が反響しておススメです。ここでも気づくのですが、スムーズに行かないわけです。一方的に話すことさえできない。とても悔しいです。

 

つまずくポイントはどこかに気づく努力をしまふ。なんか違和感ある…自信無くて進みが悪くどもる。とか自分がどこに違和感あるかに気づくように自分の発する言葉を話しながら聞いてみます。つまずくポイントはだいたい3個くらいに縛られてくるはずです。

 

  1. 次の単語が出てこない
  2. 発音がわからない
  3. 言えてはいるけど自信がない

 

解決策は

  1. フレーズで覚える
  2. 聞いて聞いてききまくる
  3. 文法的に理解をし直し、フレーズで覚え直す

 3 について、補足です。

 

中学で学ぶ英語はレベルが低いのではなく、利用頻度が高いもの。

 

別に何回なアカデミックな発言をいつもするものでもありません。中学で学ぶ英語は利用頻度が高いもの、という考えをTOEFLの先生がおっしゃっていたので、まさにその通りだなと思います。難しく話す必要はありません。

 

こうすると、覚えるフレーズがどんどん増えていくので、自然と話すペースがつかめていきます。

 

こうして Bathroom Learner となりました。

 

実は、DevRel in English に参加して方から、Toilet Leaner の称号をいただいたのですが、トイレだけではなく、風呂でもブツブツしていたので、Bathroom Learner としました。

 

そしてトイレから出て次またYouTubeをひたすら聞いて、録音して聞いて、トイレで呟く、を「意識しながら繰り返します。」しゃべりの英語勉強 でふと気づく瞬間がありました。トイレの中で「自分が話してる最中に自分のミスに気づく」という機会が訪れます。この瞬間がとても大事です。

 

自分が話す時につまずいているパターンがあることにきづきます。演説の一部ではないですが、文法的な例を出すと、S+V+名詞節. の名詞節内はSVでよい。とか。例えば、do you know where he is? 意識しないと流しちゃうのですが、私はwhere is heのように言ってるなとかに気づき修正しました。

 

ミスに気づくコツは、ゆっくり話すことです。自分は話せるんだ、と見せつけたい場合、早く話す傾向にあるように見受けられますが逆です。ゆっくり話せる方が、全世界の異なる英語話者に聞き取ってもらえるためはるかに実用的です。

 

早く話して誤魔化すことが、もっとも良くない勉強方法かつ話し方だと思います。

 

場によってスピードを調整できることが一番良いのかなと思います。これは日本語でも同じことだと思います。

 

英語勉強について = 自分のミスに気づけたら成長している

 

これを繰り返して伸びていったのだと思います。

 

留学してさらにネイティブスピーカーがいるので、その人たちの真似をする、という繰り返しだと思います。

 

一方的に話す際のスピーキングスキルを向上させるためには、三つのポイントがあるきがします。

 

  • しっかり聞ける (どんな風に発音してるのか、耳と目で聞く)
  • ゆっくり再現できる (聞いたことを再現する) 
  • 自分でミスに気づき修正する (喋りながら自分を聞く) 

 

これを愚直に繰り返すことなのかなーと思います。

 

最初は意味を捨てて発音やフレーズのみを再現できるようにしていましたが、だいたい意味も気になってくるので、単語・フレーズの意味を理解しながら発展させていく流れです。

 

これをひたすら繰り返すと、上手くなっていくはず!

 

心構え

日本で長いこと生まれ育ちながら英語を学ぶので、まずパーフェクトな英語を話せるようになるわけがありません。

  • 間違えちゃう
  • 発音が変 

という思いを抱くよりも、間違えに気づけた、成長してる!

くらいの気持ちでやる方がはるかに楽しいし、伸びると思います。

Growth Mindset ですね。

 

何かの参考になれば幸いです。