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inclusion を目指す

社員として参加したユーザコミュニティ全国イベント初開催 - JP_Stripes Connect 2019 #JPSC2019

JP_Stripes Connect

圧倒的な熱量のコミュニティをサポートしないで何ができる

今回、北海道から沖縄まで全国から参加者、スタッフの方々がいらっしゃったStripeユーザコミュニティJP_Stripesの、はじめての全国イベントJP_Stripes Connect。結果として、このイベントをサポートできて本当に良かったと思います。

当日の皆さんの表情、セッション、2000近いツイート、懇親会、3(4)次会を通して、熱をこれでもかと感じました!決済サービスでここまで熱くなれるとは本当に嬉しい限りです。

こんなに素晴らしい会、サポートしなくて何したいの?って社員としては思います。

長期的な観点でサポートする

初回はなんでも大変

コミュニティイベントは、回を重ね知名度が上がっていくと、チケットは有料にできるし、サポートしてくれる人・企業は増えていくと思う。今回は会社の知名度もまだそこまで高くないし、全国イベントは初めてということで知られてない。とにかく初回は大変。集客、リソース、登壇者(登壇者はみなさん各地のコミュニティで経験あるので、どんどん決まっていきました)…。

そんな大変な中、社員として成功をサポートしたいし、このイベントの成功が次につながっていくので、このイベントを更なる成長のポイントにしていきたいとみんな思っていました。

最近、本を出版された小島エバンジェリストを筆頭に、私は社内調整を主に担当。小島さんが対外的なエバンジェリストであるならば、私は社内のエバンジェリスト。社内に価値を解き、協力を仰ぐのが主な役割でした。

今回は特に、リソースです。まず、本社からのスピーカー調整。そして、懇親会やノベルティーのサポート。スタッフシャツ、パンフレット、懇親会、広告費などなどお金がかかります。でも、チケットを高額にできません。足りなくなる部分をサポートできるように動く。あと、当日の受付スタッフの一部も実は社員でした。こちらの二人はStripeからの援軍でした。リーダーの岡本さん曰く、サービス側の人に受付やってもらうとか、他のコミュニティでないらしい笑 しかも片方のメンバーは、当日がなんと誕生日だった!笑 にもかかわらず来てくれて、ありがたかった。

初回の熱量を高く持ち、次につなげて行くことが今後の継続に大切だと信じて、社内調整をひたすらやり続けました。

社内的な考え方を整える

コミュニティイベントはコミュニティの自走です(すごい!)。特に、アメリカ本社など国外から見ると「正直なんで有志が集まってくれるのかわからない」レベルから始まり、「投資の価値が何なのか」あまり理解が進まないところが多くあります。会社としては、サポートしていったいどんなメリットあるの?どんなリターンがあるの?と説明しないといけないわけです。ある意味まっとうで、当たり前です。

それはもうここ数ヶ月言い続けてきました。コミュニティの成長が今後の成長基盤になることと、コミュニティのマーケティング的位置付け、そして熱い気持ちを数ヶ月前から伝えていました。時には小島さんから、本社などのメンバーにプレゼンしてもらいながら、コミュニティの価値・プレゼンスを上げていきました。

短期的なROIだけでコミュニティを語るのは非常に危険です。これやると絶対売りに走ってしまうのが目に見えます。自滅パターンですね。これは小島さんの本にも書いてありました。コミュニティの一回一回のイベントで"リードがなんちゃら"とか、"どれくらいの参加者が..."とか、ゴタゴタ議論になってしまうのがもっとも陥ってはいけないと思います。そうならないような説明を社内でし続け、コミュニティのあり方、存在意義、マーケティング的な考え方、どうサポートするかはこちらから本社に教えてあげるくらいの勢いで、説明し続けていました。

コミュニティは直接の数字的価値を計るのが難しいところもありますが、長期的に見ると欠かせないという認識を確実に持ち、短期的なROIを求めすぎない・求められないよう社内期待値調整していくのが大きな仕事であると思います。

小島さんの本にもあるので是非。 コミュニティマーケティング by 小島さん

当日もサポートに徹する

小島さんが対外的なファシリテーションをしているので、社員としてはサポートに徹しています。

コミュニティはコミュニティであって、みなさんの場です。これだけは社内で言っていますが、われわれはコミュニティをサポートして盛り上げる立場であって、私たちはそこで絶対売ってはいけないし、コミュニティを壊すことになります。なので、コミュニティではサポートに徹する。細かくいうと、突然名刺交換を全員とし始めたり、うちの製品良いんですよーとかやらない。その辺りはユーザが言ってくれてるので。足りないことがあればそれを補足したり、間違ったことは訂正する。紹介されたり、必要な時に名刺交換などすれば良い。

Twitterで盛り上げる。たくさん、ステキなツイートがされてました。自分ではセッション全部いけませんので、ツイート発信しつつ他の人のツイートを楽しみつつ拡散。おかげさまで1300ツイートくらいいきました。日本のトレンドにも入り、結果的にtogetter公式でも話題入りしてました。これはもうTwitterでの盛り上がりをよく示していますね。

サポートに徹して、コミュニティが盛り上がるよう場を作ることに、ひたすら心がけました。

最後に外せないのが懇親会。とにかく参加者、スタッフのみなさんが楽しく盛り上がれるようにしたいと思っていました。そして、懇親会リーダーの伊藤さんアツい思いを込めたマカロン。思った通り、素晴らしい注目を集めました!どこのブログでも入ってましたね。やはり、良い、目立つ。

これで良いのかなとも思うし、まだまだわかりませんし、もっと上手く動けることもあると思います。次に活かすのみですね。

Stripeのセッションは大きな方向性や考え方を伝える

Stripeの使い方や機能の話、事例は各セッションで話してくれるのを分かっています。Stripeから伝えられることを話したく、話終わった後に、みなさんがStripeを選択してよかった、今後も期待したい、この製品・会社を選びたい、と思ってくれるような話をしようと、スピーカーと話して目的を設定。

本社のスピーカーの思いと日本の現状を組み合わせて、プレゼンを作りました。大部分をクリティカが構成して、私達が作り込んでいき、修正していきました。

製品哲学や新製品の事例、これまでの歴史今後の製品展開などを中心に話しました。

Stripeのプレゼン

タイムテーブル

炭の火が消えきらないうちに空気を送り熱を保ち再発火

焚き火論的な話だと、イベント終わっても炭の火はまだ消えてません。みんな、いやー良かった、って思ってくれてる人が多いです。時間が経つと消えちゃうので、みなさんのブログ投稿を発見してはどんどん紹介 (これはほぼ小島さん。小島さんの発見力と促し力はすごい)。

そして、各地でのミートアップも続々と決まっています。JP_Stripes Connectで大きくなった火の大きさそのままに、各地に火種が飛んでいます。

で、各地の次回のミートアップも続々と決まってきていて、再着火の波が押し寄せることでしょう。

今後の飛躍に大いに期待ですね。

結果をしっかり報告し次回への布石にする

本社のマーケティングチームでもすでに大いに話題になっておりますが、しっかりこの結果を報告し、継続してサポートできる環境をつくっていくことが大事なのかなと思います。

 改めて感謝

今回改めて、初開催のイベントへ参加いただいたみなさま、スタッフ、登壇者、スポンサーの方々に感謝したいです。

connect2019.jpstripes.com