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ボスキャリ2018に出展。参加者、出展社として参加したものの感想

私、ボストンキャリアフォーラムに出展してきまして、これで候補者側と展示側の両方を経験できました。今回は、会社の内容というより、両方の立場を経験したものとしての感想をまとめたいと思います。

 

1. 出展側も候補者も本気

イベントは出展する側、候補者側もかなりのコスト、時間的な努力をして来場しています。すごく本気レベルの高さを感じました。

 

候補者の時は、事前にオンライン面接を経ていて、最終面接の位置付けで準備をしていました。準備のために、学校の先輩に留学前から対策方法を伝授してもらい、本番に挑んだのを覚えています。実際にイベントに出て、会って話を伺うと意欲に燃えた多くの方々に会うことができました。何回もブースに足を運んでくれる学生さんもいました。私はサポート側を長く経験していたのでその場で API の解説をして理解度を深めていかれた学生さんもいました。

 

出展社サイドも、ファイナルラウンドまでの過程を当日までに段取り踏んでおき、ティナーの準備もして挑む会社もおおいですよね。何人月も工数かけて挑んでいます。予算のある会社は、ものすごい小間数を確保し、特設ブースになっており、素晴らしいブランディングをしています。みなさん、フィットするバイリンガルタレントを採用するために努力を惜しみません。それほど採用が難しいんだということがヒシヒシと伝わってきます。

 

2. 候補者のレベルが高い

出展社として参加した感想は、総じてレベルが高い方が多かったことです。起業している、複業でオンラインビジネスしている、インターン何社もしているなどなど、本当にレベルの高さに圧倒されました。私、学生時代は英語もろくに話せなかったのですが、バイリンガルレベル高く、説明もとても上手く準備されている方も多かったです。

 

日本も捨てたもんじゃない。

 

こういう意欲に燃えた方々がのびのびと働く場所、ビジネスできる環境を用意するのがむしろこちらのやくめなのではと、痛感します。

 

3. 留学後2-3年の枠

実は私の周りを見てみると、採用されても2,3年以内に辞めている方々もとても多いなという印象です。自分のいる業界がそうなだけかもしれないので、かなりバイアスかかってるかもしれませんが、参考に。

 

たまに聞く話ですが、ボスキャリで仲良くなった人や、留学経験者、MBA仲間に聞くと、ボスキャリなどから得る留学経験者のパイプラインは3年ほどアクティブに持っておく会社が結構多いというやつです。

 

留学後の会社として採用されなくとも、その数年後にまた応募してくれる可能性があるということで、卒業後1-3年後くらいの方を対象にしたキャリアイベントへ案内するという会社もけっこうあるそうです。これはかなり腑に落ちまして、私の周りをみると私費留学生の40パーセントくらいは留学後に採用された会社を3年以内に辞め、転職。とりわけ、テック系やスタートアップへの転職が増えている気がします。

 

これを意識して、かなり長期的な人材採用のパイプライン作りをしている会社もあるんだということを、候補者としても意識しておく良いのかれません。

 

4. 横のつながり大事

候補者として参加した時も、出展社として参加した時も、横のつながり大事だなと改めて思います。キャリアイベントに限らずどんなイベントでもそうですが。

 

候補者の時、時間的な制約がある中で、効率よく採用プロセスを進めたいですね。やはり、その時は、他の人に情報を共有してもらうのが一番です。ディナー内容、面接の内容などは、結構流れるものです。これ知っておくだけでかなり時間省けます。

 

出展社側もしかり。お隣さんや、同じ業界の人から学べることは多いです。目的、準備期間、準備にかけた人数、社内承認プロセスの取り方諸々、本当に学びは多いです。とりわけ、同じ業界の同じ苦労を過去にされている方からの学びはプライスレス。しかも、仲間意識が生まれます。小さなコミュニティですね。

 

そんな感じで雑多な感想を電車の中で書いてみました。